大塚愛大好きを豪語する私。
大塚愛の何が好きって、一目見て「女の子だ!」って思えるあの雰囲気。
そんな彼女が紡ぎ出す言葉たちは、やっぱり女の子で。
<恋愛写真>
全部は聴いていないのに、涙が出た。
「私も、残しておきたい景色がたくさんあって、夢中でシャッターを押したよ」
心の中でしか再生できない写真の数々。
私が言葉にできない想いを、こんなに可愛い詞にしてしまう彼女が、やっぱり私は大好きだ。
”切ない幸せ”
私も、一瞬一瞬を残しておきたくて、夢中で1コマ1コマを胸に刻みつけていた時は、切ない幸せだった。
私だけしか見てない瞬間。
悲しすぎて、幸せすぎて、そんな時はいつも目に涙を溜めてた。
私は、「もうこれで会うのが最後かもしれない」と思うことばかりで。
「もう二度と会えないかもしれない」
「もう二度と触れないかもしれない」
「もう二度と、この笑顔も寝顔も瞳も、見ることはできないかもしれない」
そう思っていたから、どんな景色でも残しておきたかった。
だから今も、心の中に残っている写真がいっぱいある。
もう実物は見ることは二度とできないけど、残しておけてよかったと思う。
私の目は濡れていたけど、そこに写っているモノは全て幸せな光景だから。
私のこんな心を、詞にしてくれてありがとう。
大塚愛の歌詞は、女の子の気持ち、女の子の目線で書かれたものが多いと思うんだけど。
この曲は、男の子でも「そういうことってあったかな」って思う曲なんじゃないかな?
なんていうか、恋愛をしていて幸せな瞬間って、こういう時だったよなぁっていうか。
この曲は映画『ただ、君を愛してた』の主題歌で、きっと彼女はこのお話にリンクして創ったのだと思うんだけど、原作が市川拓司だし、確かこのお話は男性主人公だったと思うので、それも自然なのかな。
幸せの瞬間って、やっぱり自分の中でしか保存しておけないと思うし。
それがプレゼントだったり、一緒に聴いた曲だったり、一緒に観た映画だったり、
物体化できたとしても、やっぱり「幸せ」は心が感じるモノだから。
それが、確実に失うことがわかっていて、心に留めておくっていうのは、”切ない幸せ”なんだろうな。
二人で写っている恋愛写真。
幸せが写っている写真を見て、あなたならどう感じる?
私は切なくて、悲しくて、幸せで、嬉しくて、苦しくて、
微笑みながらも涙が出るよ。
彼女がデビューしたのは私が中学3年生の頃。
「この人スキ」
そう思った。
それからもう8年。
彼女の新しいアルバムを聴いて思う。
「あぁ、なぜこの人はいつも、私の心を読むんだろう?」
ありがちだけれど、彼女が新曲を出すたびに、私の心境といつもかぶった。
”とまどいながらでもいいから愛してほしい
そんなこと言わなくてもわかってほしいのに”
初めての彼氏がいつまでたってもキスすらしてくれない時には<Movin’on without you>
”I wanna be with you now
いつの日かdistanceも抱きしめられるようになれるよ
we can start sooner
やっぱり I wanna be with you”
遠くにいる人を好きになった時は<DISTANCE>
そうやっていつも、彼女がリリースする歌に、私は自分を投影してた。
久しぶりに出たアルバム。
やっぱり私は、彼女の歌う歌に共感する。
今も、8年前も。
私は久しぶりに彼女の歌を聴いて、車の中で泣いた。
なぜかわからないけど、「これ以上私にわからせないでよ」と、思った。
「わかってるから」と。
”あなたの幸せ願うほど わがままが増えてくよ
あなたは私を引き止めない いつだってそう
誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
みんなの願いは同時には叶わない
小さな地球が回るほど 優しさが身に付くよ
もう一度抱きしめたい できるだけそっと”